室内外ともにほぼ自然素材だけでつくられた空間は、足を踏み入れた瞬間、肌に馴染むような心地良さで満たされている。外装には杉材とガルデ塗り壁を。内装には床をオイル塗装したナラ材、勾配天井には無塗装の杉の羽目板、壁には通気性と吸湿性を併せ持つ紙クロスと、目にふれ、肌にふれる場所に選び抜いた素材をチョイス。キッチンや洗面台は施主さまの要望を伺いながらオリジナルでデザインした。また目には見えないけれど、断熱材にも自然素材のウッドファイバーを採用。邸内はアーチの意匠など、どこかかわいらしさを感じさせる。
施主さまは庭へのこだわりも強く、土や石、植栽に取り合わせたのは杉・桧を素材とするウッドチップ。ほんのりと良い香りがたちのぼり、踏みしめたときに心地良さを感じることができる。