施主様のこだわり

中庭がつなぐ、サロンと住居の心地よい関係。

美容室の移転計画に際し、店舗併用住宅の建築のオーダー。前面道路側は開口部が店舗の入り口のみというボックス型の外観で、正面からは住宅が内側に存在していることが分からないスタイリッシュなデザインが目を引く。目指したのは、お客さまに心地よい時間を過ごしてもらうためのサロン空間と、家族の暮らしにフィットする住宅を良い関係で共存させること。そのため中庭を設け、店舗と住宅をゾーニング。中庭によって、音や気配を気にすることのない関係性が保たれ、サロンは開放感にあふれたリラクシーな空間になっている。施主さまが持っているこだわりの家具や照明が映えるよう、サロンはヴィンテージ風からコンテンポラリーなものまで受け止めるニュートラルな内装に。一方、住宅は暮らしやすい機能性を考慮した間取りで、温かみが感じられる空間をデザインした。