Film house - fol設計の施工実例
施主様のこだわり
映画を愛する施主さまは映画関係のコレクションをたくさんお持ちだった。実は石村さんも映画ファン。「あのシーンに出てくる感じで…」とインテリアのイメージを共有した。そして、読書やガーデニングも好きな施主さまが、日常的に愛する品々にふれられる間取りを導き出した。自然の森を思わせるガーデン、ドアを開けば書斎を兼ねた廊下に誘われる。壁面には青緑のベースに焦げ茶を組み合わせた書棚。ここは通路でありながら書斎でもあり、コレクションのディスプレイコーナーでもある空間。バックヤードのような雰囲気の「主婦の基地」だ。そこを通り抜ければ、水まわりやダイニングキッチンに誘導される。吹き抜けのダイニングは、リビングともゆるやかにつながりをもつ。リビングの一角には大切なものであふれた濃いカーキ色の飾り棚があり、その奥にはキッズスペースや玄関横の和室。幾つもの回遊の導線を描いたことにより、ボリューム感のある平屋でありながら日々の動きはスムーズだ。