家族のこれからをやさしくおおらかに心地よく包み込む 美しい和モダン住宅 - タニグチの施工実例
大胆な開放感と品が漂うデザイン 細かな「粋」が編み込まれた空間
歴史ある建物が点在するノスタルジックな町にたたずむE様邸。昭和初期に建築した母屋と、江戸時代から大事に使い続けている倉庫に沿う敷地に建ち、それらと馴染みながら品のあるモダンさで目を引きます。Eご夫妻は階段の上り下りが必要な母屋での暮らしに不便さを感じ始め、「これからを快適に暮らせる"終の棲家"を」と、新築を計画。「木を多く使う平屋」「開放感あるLDK」「バリアフリー」、この3つがEご夫妻の大きなこだわりだったそうです。
間口が広く上部にも広がりのある玄関、その前面に、庭を日本画のように見せる窓を持つ和室が。まるで数寄屋建築の和の美が香る空間が広がります。LDKは勾配天井で、庭に面した2方向に大きな開口。感動ものの開放感と木の質感あふれる空間に、キッチンと家事コーナーという機能的な空間がすっきりと収められています。リビングと家事コーナーは、ご主人希望のTVボードに奥様ご希望の収納を一体化させた造作収納で間仕切られています。キッチンとダイニングは開放感あふれるつながりを持たせていますが、リビングからは作業が視界に入らない設計になっています。
将来、車いすで生活することになったときのことも考え、開口幅や動線はもちろん、照明などのスイッチの位置や手摺りの握りやすさや高さなど、細かな配慮が形になったユニバーサルデザインもE様邸の魅力です。50年以上、剣道の修練を続け、足立美術館が大のお気に入りのご主人。町の風情を愛し、丁寧な暮らしを続けてこられた奥様。ご夫妻の好みが表現され、ライフスタイルにぴったり合った美しい家が、お二人の「これからの時間」を心地よく包んでいます。