非日常管を演出した 海を眺める特等席 - 十弥工務店の施工実例
施主様のこだわり
上下階で雰囲気が一変する“対照”もテーマのひとつ
目の前には穏やかな瀬戸内海の青い海、その向こうに見えるのは東西に連なる緑の稜線。企業の保養所であるこの建物は、間取りや設備、スタイリッシュなインテリアもすべて、この場所でこその“非日常を楽しむ”という目的に特化して設計されました。
強い日差しを遮る大きく張り出した軒と、荷物を持ったままでも出入りがしやすい両開きの玄関ドア、外から土足のまま出入りできる玄関直結の土間キッチンは、庭でBBQをする際の利便性を考慮。土間キッチンから続くダイニングとリビングは、砂が上がらないように一段高くなっています。ダイニングはキッチンに立つ人と視線が合うよう、座布団やクッションに座るスタイルに。また屋内のどの位置からも余計なものを視野に入れることなく、美しい海だけを眺めることができるよう、窓の位置や大きさが計算されています。
黒とグレーで統一した1階の落ち着きある空間とは対照的に、2階は明るい白を基調にした清々しい空間。ベッドルームも必要に応じてスクリーンで仕切れるようにするなど、壁を極限まで削除し、フレキシブルで開放的な大空間を実現しました。お客様の要望を高いレベルで形にしたこの建物には、つくり手の高い技術力とともに、遊び心もたっぷり詰まっています。