施主様のこだわり

建築で表現したブランドの世界観とポリシー

クライアントは電動自転車等の販売、メンテナンスやバイク用品の企画・販売を行う会社。その倉庫兼ショールームとしての建物を依頼された。敷地は高速道路のICに隣接しており、走行中のドライバーからの視認性に優れていることから、企業ロゴやディスプレイが映える印象的な外観デザインを一つのテーマに。照明計画により、昼夜を問わず立体感と存在感を示し、特に夜間はロゴや構造体が浮かび上がり、建物そのものがサインとなっている。
また電動自転車という環境配慮型モビリティを取り扱う施設にふさわしく、サステナブルな建物であることも一つのテーマ。それを表現したのが、木材を用いて仕上げた「縁側」空間。植栽との相乗効果により、インダストリアルな建物にあたたかみを感じさせる仕掛けとなった。ブランドの理念や世界観を体現した建物は、地域の象徴として育っていくに違いない。