自然と共生する家 - ONLY ONE STYLE 昭和建設 一級建築士事務所の施工実例
施主様のこだわり
鳥のさえずり、虫の声…。自然のなかで、自然のものに包まれた暮らしを求めた住まい。夏は窓を開けて風を通し、冬は暖炉に火を灯す。極力冷暖房に頼らず、自然に寄り添い生きることを意識している。大工仕事が得意なご主人と、陶芸家の奥さま。「つくる」意識の高いお二人が手を加えていけるよう、邸内はシンプルな構成とした。無垢杉の大黒柱に支えられた吹き抜けを見上げれば、杉板張りの天井が美しい。また納屋のイメージで屋根裏を活用し、お子さんたちの遊び場や収納もしつらえた。木や塗り壁など素材の質感をそのまま生かした空間には、使い込んだ家具や古道具がよく馴染む。家族が集まるところは心地よく、作業をするところは簡潔に。特徴的なのは、正面の屋根を長く張り出して設けた下屋。雨風をしのぎ、外での作業を円滑にするこの空間が、生活のゆとりを生み出している。