施主様のこだわり

　「北欧のインテリアと和の雰囲気が好き」というKご夫妻。その好みに合わせて外観は格子や庇など和のテイストを取り入れた和モダンとし、内装は無垢材や自然素材を使ってナチュラルな雰囲気とした。インテリアに対して感度の高い施主さまが、ぜひ取りれたいと考えていたのが砥部焼のボウル。実は二宮さんもその窯元が好きだったことから、様々な部分で価値観を共有しながらプランを作成することができた。スペース的にはコンパクトでありながら、LDKを引き込み窓でテラスと一体化させるなど、居室と外部空間をつなげることで広がりを持たせる工夫もなされている。料理好きな奥さまが特にこだわったのはキッチン。テーブルとしても使えるカウンターを造作し、デザインや使い勝手の良いオリジナル。またぐるぐるまわれる家事動線や見せたくない部分を隠せる収納など、女性ならではの視点も随所に生かされた。