施主様のこだわり

心地よく、上質で、贅沢。今の満足だけではなく住み継いでいく未来にも思いを馳せた選択

　アクティブ・アートの新たな提案として注目を集めている「オーガニックハウス」。これは「自然と建築の融合」の重要性を唱えたアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの理念を受け継いで生み出された住まい。Sさまは、このオーガニックハウスのシリーズのひとつ「MOLDINA」を気に入り新築を依頼。「一番の決め手は、親が建てた家を壊して新築するのだから、それだけの価値がある建物にしたかったこと。そして将来、子どもたちが住み継ぐことができるクオリティを持つものであることも意識しました」とSさま。張り出した玄関ポーチやテラスが生み出す平行ラインが印象的な外観には、連層の窓がアクセントに。邸内は内側と外側の天井に連動性を持たせ、天井や建具の高さなど細部にまでこだわりが貫かれています。間取りや動線は自由設計なので、洋風建築でありながらユーティリティに活用できる和室も取り入れ、快適に暮らせるBEシステムも導入。１９１９年にライトが設計した旧帝国ホテル本館（正面玄関）が、今なお人々を惹きつけているように、Sさま邸も１００年、２００年後も存在感を放ち続けるに違いありません。