【後悔しない】いえづくりの進め方
家づくりを考えはじめると、
「何から始めたらいいかわからない!」「大きな買い物だから失敗したくない!」
「お金のことが心配…」「どうやって建築会社を選んだらいいのかわからない」
など、不安に思うことがたくさんあると思います。
そういった不安が解消できないまま家づくりを進めると、「ただ展示場や見学会を回って疲れた…」「会社を決めるまでに何年もかかり、家づくりに疲れてしまった」と思うことも。
これではせっかくの家づくりが楽しくありません。とはいえ「こうしておけばよかった」という後悔は避けたいものです。
スムーズかつ楽しんで計画を進めるために大切なのは、流れやコツを理解しておくこと。
この記事では注文住宅を建てるまでの流れや会社選びのコツをご紹介します!
大まかな流れはこちら!
【1.予算を考える】
まず大切になってくるのが予算の目安。総額を考えると想像がつかないことがほとんどですので、月単位で考えてみると分かりやすくなります。
土地の購入費、目安の建築費、電気や水道などライフラインを通す費用、引っ越し費用、登記費用…などすべてまとめて「予算」と考えましょう。
予算を抑えるために補助金の活用もオススメです。
【2.イメージを膨らまそう】
どんなデザインテイストにしたいか、どんな間取りにしたいかなど、施工実例を見てイメージを膨らましてみましょう。会社によって得意なテイストが違うので、自分たちに合う会社を絞ることができます。
好きなテイストがない場合は「このテイストは避けたい」など消去法で絞っていくのもいいでしょう。
【3.自分たちにとって大事なものを考えよう】
会社選びのカギとなるのが、家を建てるうえで大事なことの優先順位。
建築会社によって得意なことが違うので、家づくりをスムーズに進めるためには「何を一番にこだわりたいか」を考えることが重要です。
ここでは比較的多い4つを例に挙げます。
「予算を抑えることを大事にしたい」「デザイン性にこだわりたい」
「住宅性能にこだわりたい」「会社の規模にこだわりたい」
何を大切にしたいかによって大まかに会社が絞られます。
「予算を抑えることを大事にしたい」
家以外に予算を割きたいものがある場合や家族の考え方などによって、この考え方を一番に大切にしたいと思う方は多いと思います。
この場合、選択するのは「ローコスト住宅」に特化した会社。
建材を全国規模で仕入れることでコストを抑えたり、間取りを既存のものから選ぶことで人件費を抑えたり、元のコストを抑える工夫を得意としている会社です。
「デザイン性にこだわりたい」
家のデザインや、インテリアコーディネートなどを大切にしたいと思う方は設計士が在籍する建築会社を見学するのがいいでしょう。
「住宅性能にこだわりたい」
地震に強い、高気密高断熱など安心かつ快適に過ごせるように高めるのが住宅性能です。
会社によって得意な分野は違い、住宅性能を突き詰めていくと費用は高くなっていきます。
どのくらい地震に耐えたいか、どんな快適性が欲しいかを言葉にできるようにしておくと、スムーズに会社を見つけることができるでしょう。
「会社の規模やアフターサービスにこだわりたい」
全国展開している規模の「ハウスメーカー」は、長期保証や24時間連絡サービスなどアフターサービスが充実している場合が多いです。
また、独自の住宅構造を開発していたり、災害実験をしていたりと住宅性能の面に力を入れていることも特徴です。<全国展開している><長期保証が付いている>なども一つの指標です。
必ずしもこの4つに当てはめる必要はありません。他にも「担当者との相性」や「キッチンのメーカー指定」など家族によって違うと思います。自分たちの暮らしにおいて何が重要なのか、しっかり考えて優先順位をつけることが後悔しないコツです。
【4.会社を比較しよう】
整理した優先順位を元に気になる会社をピックアップしましょう。
残念ながら、ネットやパンフレットには建てたい家が「いくらするのか」「どんなデザインや間取りになるのか」は書いていません。
完成見学会で実際の家を体感して、良いと思ったら建築会社の人と話をして、概算のプランを提案してもらいましょう。出たプランや担当者との相性などを比較しながら検討を進めていきます。
STEP3で決めた優先順位に沿って「○」「△」「×」など表を作ると比較がしやすくなります。見学を進めるにつれ優先順位が変わることもよくあることなので、迷子になったらその都度家族で話し合いましょう。
ここで大事なのは、一度に比較する会社の数は【5社以内】に抑えることです。
むやみに多くの会社を見て回ると自分たちの「大事にしたいこと」が何だったのかわからなくなってしまいます。STEP3で整理した優先順位をもとに会社を絞って動きましょう。
【5.契約後の打合せ】
実は、公開しないためにはこの打合せが一番重要です。プランの具体化に向けて一番楽しい時期でもありますし、一番大変な時期でもあります。
ほとんどの場合、この打合せを最後に同金額内でのプランの変更ができません。コンセントの位置や動線などしっかりと確認するようにしてください。
【6.着工~入居】
プランも金額も確定した後はいよいよ着工。6~8か月ほどで新居が完成します。
この期間中考えられることが以下になります。
・近隣への挨拶まわり
・地鎮祭
・着工
・上棟式
・竣工
・引っ越し
すべて終わったらいよいよ入居です!考え始めてから入居まで早くて1年で完了します。