季織の家のイエプロ(IEPRO)
神野和彦
IEPRO'S POINT
【Personal Photo/季織の家】「季織の家」のコンセプトを表現した事務所のヌックスペースでのひとときは、施主さまとの打ち合わせを思い起こす時間。「ホッとひと息つきながら、考えを巡らせています」。
【Personal Photo/ホテルめぐり】宿には一期一会の楽しみがあるという。最近は、観光より泊まることを目的に旅行へ行くことが増えたそう。宿泊したホテルの意匠や素材などから気づきを得ている。
【Personal Photo/自然】自然と住まいとの関係性を大切にする神野さん。休日になると、体が自然を求めてしまうのだそう。滋賀県にある「ラコリーナ近江八幡」には、自然と建築の理想的な共生を見たという。
【Personal Photo/寺社仏閣】古建築を観ることが好きな神野さんにとって、寺社仏閣を訪ねるのはもはやライフワーク。「先日、奈良県の法隆寺を訪ねましたが、見事な意匠に感激しました」。
暮らしやすい家とは――人の心身に本当に必要なものを考えていくと、「自然と生きること」にたどり着きました。ですから、季織の家が目指すのは「ありのままの自分で過ごせる住まい」。あたたかく、やわらかく、よどみなく。清らかな住環境で健やかに日々を紡いでいけるように、自然素材を活かし、季節を織りなす気持ちの良い家をつくりたいと考えています。ただ心地良さには性能も重要。自然素材を用いながらも、丁寧な設計・施工により、現代の住宅が求める以上の断熱・気密性能を標準仕様としています。また家と庭で家庭ですから、住まいから庭を愛でる豊かさを設計に落とし込むことに努めています。