人と地域の拠り所 「梅本の里 いつもの」 - 一級建築士事務所 宮田建築設計室の施工実例
施主様のこだわり
居心地の良さと美しさを 両立させた建物。
建物に関わるすべての人に目を向け、地域にあって愛される建物づくりをコンセプトとする宮田さん。その持ち味が発揮された「梅本の里 いつもの」は、老人福祉施設と地域交流施設が複合した新しいコンセプトの施設。地下1階、地上1階の建物には、入居者や利用者のためのスペースと、地域へと門戸を開いた銭湯と地域レストランを備えている。敷地は傾斜地に合わせた階高設定を行うことで、周辺に対して過剰なボリューム感を与えないデザインを意識。道路からのアプローチは桜と梅を植栽した遊歩道とし、夜は暖かみのある照明が安心感を生み出す。内部のパブリックゾーンは、天井の木製ルーバーやコンクリート円柱がスポットライトにより浮かび、圧迫感をなくし効果的にインフォメーション。こうした照明計画が優れた居心地を生み出したことで、一般社団法人 照明学会の「2020年照明普及賞」受賞に結びついた。