Hipped Roof House - 藤山敬晃 建築設計事務所の施工実例
施主様のこだわり
小さな集落に溶け込む、美しき寄棟屋根の平屋。
遠くに山々を見渡す敷地に計画された平屋。隣には地元の人たちが集うグランドがあり、古くから形成されていた住宅地にこの家はたたずむ。周辺環境に違和感なく溶け込むよう、Hipped roof(寄棟屋根)とし、高さを低く抑えた。かき落としの外壁、洗い出しの玄関ポーチは古くから継承されている左官技術。邸内は余分なものを削ぎ落し、シンプルでミニマルな間取り。29坪弱という広さながら、あらわしにした木組みが存在感を放ち、奥行きを演出している。無垢材や土壁の自然素材と、障子から差し込む光が住む人をやわらかく包み込む。新しさの中に、懐かしさが感じられる…そんな和の美が満ちる家で、日常が紡がれていく。