龍の家 - 細川建築デザインの施工実例
施主様のこだわり
中庭が緩衝材となり、各世帯が心地よく。
松山市中心部に計画された二世帯住宅。世帯間の程よい距離感を保つために、中庭を緩衝材とするプランが採用された。この庭は同時に南側に配置した世帯の採光も確保し、さらには癒しを生み出すなど、多様な機能をもつ空間になった。慌ただしい日常を過ごされる子世帯において、重視したのはストレスのない動線。キッチン、パントリー、ファミリークローゼット、ランドリールーム、浴室が連続した配置により、効率の良い家事動線が描かれることになった。LDKの床はタイル貼りとし、モダンで華やいだインテリアとしている。アクセントマテリアルとして採用されたのは、モダニズム建築の代表的な素材である大谷石。キッチンの背面、テレビの背面壁に施した大谷石は、モダンでありながら、どこか落ち着いた空気感を醸し出している。