家族の一体感を生む平屋 - 季織の家の施工実例
施主様のこだわり
三人暮らしに必要なものをシンプルに整えて
深海のような青いグラデーションが特徴的な砥部焼の窯元・ヨシュア工房のファンというご夫妻。仕事一筋、働き詰めだったという旦那様は、その作品と出合い、生き方が変わったといいます。「家族との時間を大切にしようと考えるなかで、コンパクトでいいから、自分たちの暮らしに合った家を持ちたい」。そこでヨシュア工房から紹介されたのが、季織の家でした。
住宅が隣接する50坪ほどの敷地に、ご夫妻と中学生のお子さんが暮らす平屋を計画。南側は景色が良くないため、北側にLDKを置き、そのつながりに庭を確保することに。北向きは日当たりが悪いと思われがちですが、太陽に左右されず安定した光が入るというメリットがあります。この邸宅も戸を閉めていても、障子越しに柔らかい光が注ぎます。延床面積は約20坪という小さな平屋ですが、コンパクトなスペースでもくつろげるよう、キッチン収納を兼ねたダイニングテーブルを造作したり、ヌックスペースを設けたり、リビングの窓際にベンチとしても活用できる段差をつくったり。ご夫妻の要望である「家族の一体感」を高めつつ、好きな場所で好きなことを。それぞれの時間を干渉することなく過ごせるよう整えました。
杉や栗などの無垢材を使用した床や天井、珪藻土や和紙の壁、そしてヨシュア工房の洗面ボウル…本物の素材で満たされた住まいが、ご家族の暮らしを豊かに彩ります。