施主様のこだわり

特殊な敷地形状を活かした子育て世代のエコハウス

間口が狭い南北に細長い敷地。その特性を活かしながら計画されたＳ様邸は、玄関をできるだけ北面道路から距離を持たせた建物中央部に配置しています。北側には主寝室とウォークインクローゼット、南側にＬＤＫをレイアウト。南向きの大窓からはＬＤＫ全体に光を届け、日射熱を最大約88％カットできるアウターシェードにより、夏の日射をコントロールしています。ナラのフローリングは落ち着いた色合いで空間を落ち着かせ、傷がつきにくいというメリットも。勾配天井は板目の杉板がオーガニックな空気を生み出しています。子ども部屋など他の居室は、壁や天井に自然素材の紙クロスを施しました。通気性と吸湿性に優れたこの素材は、快適な暮らしを演出します。外壁は、ガルバリウム鋼板とガルデ塗り壁（佐官仕上げ）、エコウッドトリートメントを施した杉板張りを組み合わせています。アプローチは建物をオーバーハングさせて、見た目の変化を生み出し、雨の日もストレスを感じずに出入りが可能です。
　パッシブハウスなど高性能住宅ビルダーとして定評があるアーキテクト工房Ｐｕｒｅが、子育て世代に向けて施工したエコハウス。外気清浄機、24時間熱交換機システム、アメニティエアコンにより、家中どこにいても温度ムラがなく、少ないエネルギーで快適に過ごすことができます。