暮らしの中に空と光を包み込む邸宅 - いぶき建築の施工実例
施主様のこだわり
I n d u s t r i a l + B r o o k l y n 、絶妙なM I X テイスト。
BOXを組み合わせて立体感を演出したファサードは、グレーとブラックのコントラストが高級感を醸し出す。シックでありながら、軒天に施した杉板が表情を和らげている。三面道路の敷地ゆえに、設計者は外部からの視線をガードすることを意識。「セオリーにとらわれず、敷地に合わせた設計を」と南側にはインナーガレージやウォークインクローゼットなどを配した。
外に向けては閉じた建物だが、邸内ではそれが一変。高い塀に囲われたインナーコートに向け、全面開口の大窓があり、空に向けての眺望、差し込む光が各空間に拡散される。見せ場ともいえるリビングは、一面に塗りムラが味わいとなっている左官仕上げの壁、さらにテレビ裏には古木タイルによる立ち上がりの壁を。適所に採用した杉材などの自然素材、視線の抜けを意識した開口、計算された動線など、クライアントの要望を最大限に満たした建物となった。