快適を数値で証明するパッシブハウスオフィス - アーキテクト工房Pureの施工実例
施主様のこだわり
住宅先進国・ドイツで実用化されている高性能な省エネ住宅「パッシブハウス」。髙岡さんはこれをお手本に、自然に逆らわない循環システムをもった家づくりに愛媛でいち早く取り組んだ建築家。彼のオフィス兼モデルハウスは、パッシブハウス・ジャパンの代表であり、現在日本人で唯一、ドイツのパッシブハウス研究所の認めたパッシブハウス・コンサルタントの資格を有する森みわ氏が監修。オフィスとしては、日本で初めて完成したパッシブハウスだ。太陽光と熱、吹き抜ける風、薪ストーブの暖気など自然環境への負荷が少ないエネルギーを有効活用し、そこから生まれた心地よさを逃さないよう「断熱性能・気密性能・計画換気」により、建物のスペックを最大限に高めている。年間を通して、邸内のあらゆる場所が一定レベルの温度や湿度をキープし、温度のバリアフリーを実現。久万高原町産檜やオーク材など、自然素材を多用し、素材感のある空間へと仕上げた。 なぜ、住まいに高性能が必要か。それは住宅と健康が密接な関係をもっているからに他ならない。ある調査によれば、1年間で日本人の約1万7,000人が、ヒートショックが原因となった疾患や病気、事故で亡くなっているといわれる。交通事故の死亡者は年間4,600人程度。つまり交通事故で亡くなる約4倍もの人々が、温度の変化によって起こる体調の変化で命を落としている。特に四国は心疾患、脳血管疾患、呼吸疾患のいずれも