受け継いだ時を未来へつなぐ古民家再生の家 - うずくぼ工房の施工実例
施主様のこだわり
建築から百数十年を経た日本家屋と現代の生活との心地よい融合。
田園風景のなかに悠然とたたずむ、重厚感たっぷりの日本家屋。両親と二世帯、ずっとこの家で暮らすのが夢だったKご夫妻。ただ、築後100年以上を経た家は、さすがにそのままで暮らすには不具合も多くなっていた。そこで当初は新築を検討。しかし、どうしても断ち切れなかったのが、「ご先祖様が大切にされてきたこの家を守っていきたい。そして幼い頃からの思い出も大切に残したい」という想い。Kご夫妻は「うずくぼ工房」とも熟慮したうえで再生は可能という結果に、リフォームを決意した。
今や貴重品である松材を使った骨組や梁はそのまま残し、風通しや採光を配慮した間取りへの変更と最新設備の導入により、以前の趣を残しながらも快適に暮らせる住まいを実現。「予算も手間も新築以上にかかった工事でしたが、職人たちの実直で丁寧な作業に大満足です」と、Kご夫妻。ご主人の幼い頃のいたずら書きが刻まれた柱もそのままに、新たな命を吹き込こまれたKさま邸は、これからも一家を幸せに包み込む舞台となった。