デイサービスセンター梅本の里・小梅 - 一級建築士事務所 宮田建築設計室の施工実例
施主様のこだわり
4つの機能をもつ空間がゆるやかな関係性をもち、地域との交流にも配慮。
利用者の方々の居心地の良さと地域とのふれあいを考慮しながら、既存のスーパーマーケットを用途変更した「梅本の里・小梅」。デイサービスセンター、事業所内託児所など4つの機能(サービス)を集約した複合施設に用途変更するために、無機質にならないようメインホールや2つのセンターコート(光庭)を通して、各セクションにゆるやかなつながりをもたせている。また利用者が大空間に違和感をもたないように、住み慣れた住居空間に近づけた。外部からの利用者が多いデイサービスセンターと事業所内託児所は、中庭に面して適度に陽当たりと風通しのよい場所に配置。メインホールに近い光庭は、子どもたちの野外活動にも活用できるため、その様子をデイサービス空間からも感じ取ることができる。さらに地域の方々に親しみをもっていただけるように、大きな屋根で守られたピロティや地域交流センターを設置。利用者と地域住民の交流を生み出す「これからの福祉施設」としてのリノベーションが叶った。