風の回廊 - 細川建築デザインの施工実例
施主様のこだわり
古くからの住宅街に位置する敷地、その周辺には風情ある建物が軒を連ねている。そうした外部環境へ配慮しながら設計された建物は、上部を開放した中庭を中心に「ロの字」型に居室を配置し、邸内を回遊できる構成とした。内部に開かれた計画にすることで、住まい手のプライバシーを包み込む。インテリアはオークの床材を用いるなど、ナチュラルなテイストをベースとしている。そのアクセントとなっているのが、4mの長さをもつウォルナットの一枚板を使ったダイニングテーブル。これら、適所に配置された造作家具など、インテリアもトータルで提案するのが、細川さんのスタイルだ。自然光が包み込む昼間と、計算された照明に照らされた夜では、異なった空気感をもつように意識して設計されているのも特徴。ともに上質というキーワードでつながっており、時間帯によって異なる表情を愉しむことができる。