キャッスル・ビューの家 - SHP デザインスタジオの施工実例
施主様のこだわり
城を目の前に望む好立地、これを活かすことをテーマに設計された住まい。一方で、敷地の目の前には車の往来の多い道路があるため、全面道路からの視線をシャットアウトすることも課題となった。そこで敷地の前面(南側)にはカーポートとコンクリートの塀で囲まれた庭を設け、道路からの距離をもたせた。さらに建物部分の土台の高さを上げることでプライバシーをガード。1階のLDKや2階の居室から、美しい城の姿を眺めながら日々を過ごすことができる。玄関は長いアプローチの先に置くことで、よりいっそうプライバシーに配慮した。コンクリート打ちっ放しの風合いが好きな施主さまの好みに応えて、1階はコンクリート造、2階は鉄骨造とした。ただし全面にコンクリートを見せず、壁の一部には珪藻土を塗り込め、天井や床は木で仕上げて、やわらかな印象を生み出している。LDKの奥には、中庭を挟んで離れの和室を設けている。ここは玄関から格子戸のある前室を経て直接入ることができるため、来客はプライベートゾーンを介在せずに入室可能。中庭の開放は玄関ホールやLDK、渡り廊下から共有できる。敷地正面の庭、中庭以外に、坪庭など計4か所の庭を設けているのも特長のひとつ。和室の雪見障子を開ければ、植栽が眺められ癒しを満喫できる。建物2階部分は1階に比べて2m外に張り出しており、ゆったりととったベランダから城を眺める贅沢な時間を過ごせる。 シンプルでモダ