視線の抜けにより、心も晴れやかに。 - コラボハウス一級建築士事務所の施工実例
施主様のこだわり
南側に面した大窓を開けば、広い縁側と通り土間がひとつながりとなり、外部空間と邸内が一体化する。開口は4m30cmもあり、風と光を邸内に拡散させる役割を担っている。そればかりか、暖かいシーズンには縁側がもう一つのリビングとなり、家族のくつろぎの情景を描き出す。なぜなら、寒い時期には、通り土間に置かれた薪ストーブに火が入り、心地よい暖気が部屋全体を温めてくれるからだ。土間にチェアを並べ、炎を眺めながらくつろぐひとときも愛おしい。大空間の片隅には半クローズとなったキッチン。カウンター越しにお子さんの様子を見守りながら、料理に専念できる。モルタルで造作したシンプルなデザインの洗面化粧台、広さをたっぷりとったクローゼット、リビングに設けたスタディコーナー、コンパクトだけど居心地の良い家事室。どの場所にいても、家族の気配と自然の営みが感じられる。