風を感じ、木のぬくもりに包まれた空間。 - 一級建築士事務所 宮田建築設計室の施工実例
施主様のこだわり
江戸・明治期に建てられた家屋が残る風情ある町並み。そこにたたずむKさま邸の建築にあたっては、町並みの風情を保つために外観、素材、色使いなどさまざまな制限があった。また敷地も限られていたことから、施主さまと宮田さんとで話し合った結果、1階をインナーガレージとプライベートゾーンとし、2階にゆったりとしたリビングを配置。窓からは冨士山の借景や町並みを望むことができ、人目を気にすることなくくつろぐことができる。また景観を損なわないためにインナーテラスを設けたのも特徴のひとつ。リビングや和室から出入りできる半屋外の空間には、折りたたみ式のカウンターを設置し、窓を開け放てば雨の日でも外気を取り込むことができる。杉材を浮づくりにした床やあらわしにした梁、繊細な格子など、随所に取り入れた和の意匠も見応えがあり、満足につながっている。