ごごしまフェリー「ミソラ」「由良港」 - Yoko Mise design officeの施工実例
施主様のこだわり
15 分の旅 ~ 異国への入り口
3年前、興居島泊港と高浜港を結ぶ新造船「しとらす」のデザインを手がけた三瀨さんが、新たに就航する「ミソラ」のリノベーションに参加。「しとらすは初めてのことだから手探りでしたが、今回は船の構造が分かってきていたので、自信を持って携われました」と話す。ミソラの名前の由来からインスピレーションを得た三瀨さんは、デザインコンセプトに「音符」をイメージ。座席に鍵盤をデザインし、壁には興居島の地図とテーマソングの楽譜を描いた。乗船客は楽しいメロディに包まれながら、小さな船旅を満喫できる。高浜港を出発して約15分後、迎えてくれるのは由良港。築30年以上の待合室のリノベーションも三瀨さんによるものだ。
興居島らしく、イカ釣り用やサンマ釣り用の照明が配され、通り過ぎるにはもったいない空間。これから始まる興居島の旅、いっそうのワクワクを予感させてくれる。