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リフォームの基本

リフォームで変えられるコトは?

リフォームで思い通りに変えられるの? と問われたら、実は「はい」とは答えられません。法律などで制限されることもあるからです。実現できるコト、できないコトを、戸建て住宅とマンションに分けて解説します。

戸建住宅

外装

ひび割れなどの傷みを補修した上で、屋根は塗装、葺き替え、重ね葺きで、外壁は塗装や張り替え、重ね張りで一新。

断熱

壁・床・天井に断熱材を入れる方法や、家全体を新たな外壁ですっぽり覆う「外張り断熱」という方法などがあります。

耐震補強※

耐震金物を使って柱を固定し、構造用合板や耐力壁などを使用して、現在の建築基準法レベルまで補強します。

内装

壁・床・天井は張り替え、塗り替えできれいに。防音・調湿・防臭などの効果をもつ素材を使えば、快適性もUP。

水まわり

傷みや不具合がある部分だけを取り換える方法もあれば、新しい設備機器に入れ換える方法もあります。

間取り変更

構造的な問題で、また法律的な制約があり、「実現できないこと」もあります。

バリアフリー

スロープを取り付ける、床の上に新しい床を貼り重ねる、敷居を撤去する…などの方法で段差を解消。

※昭和56年以前の家であれば、補助金が受けられます。

「実現できない」理由

構造的な理由

建物の強度的な理由から、撤去してはいけない壁や柱があったり、新たな開口を設けることができなかったりします。

法律的な理由

家の建築に関する法律には、延床面積に制限を与えるものもあります。「法律にふれるリフォーム」は実現できません。

4つの注意ポイント【戸建住宅】

構造や法律の制限で自由にできないことや、費用の問題やリフォーム後の不具合などで困らないようにするための注意ポイントです。

間取り変更

構造的に必要な柱や壁を動かしたり、取ったりすることはできませんので、その制約の範囲内になります。間取り変更の自由度が高いのは、「木造軸組工法」と「鉄骨造」の家。

間取り変更

水まわり

トイレや洗面台を取り換えるだけでも、床や壁の張り替えも必要になります。人気のタンクレストイレは、水圧が低いと充分に流れないことがあるので注意。水圧や配管状態なども確認しましょう。

水まわり

大きい窓への入れ替え、増設は自由にできません。壁に穴を開けることになるため、建物の耐震強度に係るからです。また、窓の位置やサイズは変更せず、窓を新しいものに替える場合でも、方法によっては外壁補修が必要になってきます。

窓

増築

延床面積を「建ぺい率」「容積率」の制限の範囲内に、一定の面積以上の増築は確認申請が必要で、既存の部分についても現行の建築基準法の適用を受ける場合があります。場合によっては斜線制限も関係してきます。

増築

用語解説

●建ぺい率
敷地面積に対する建築面積の割合の上限を「%」で示すもの。都市計画の用途地域によって異なります。増築の場合、この範囲を超えてはいけません。
●容積率
敷地面積に対する延床面積の割合の上限を「%」で示すもの。都市計画の用途地域によって異なります。増築の場合、この範囲を超えてはいけません。
●斜線制限
建物の高さを制限するもので、隣地斜線制限や道路斜線制限などがあります。それぞれ一定の条件によって制限。これとは別に用途地域による「高さ制限」も。

マンション

水まわり

設備の取り替えだけであれば、ほぼ問題なく行えます。注意が必要なのは、位置を変える場合。配管や換気扇の関係で自由にとはいきません。

内装

住戸内部であれば、壁・天井・床は基本的には自由に張り替えが行えます。ただし使用する素材に制限がある場合も。室内ドアについても一般的には取り替えOK。

窓・サッシ

窓は「共用部分」とされているのが一般的なので、勝手にリフォームをすることはできません。共用部分であれば、ガラスの取り替えも同様です。

玄関ドア

玄関ドアは共用部分ですので取り替えることはできませんが、内側については塗り替えることができるケースもあります。

バリアフリー

段差解消については、床下に配管があるため、床を下げるのではなく、低い方を上げる方法で。手すりの取り付けは壁の下地補強を確認し、ない場合は下地補強が必要です。

間取り

構造的に必要な柱・梁・壁を残した形での間取り変更は可能。スケルトン状態にした大規模なリフォームの実例も多く見られます。間仕切り壁の新設も可能です。

バルコニーへの増築

バルコニーは共用部分ですから、サンルームや倉庫を設けるなどの増築はもちろん、リフォームはできません。撤去できる床材等を敷く程度なら可能な場合もありますが、事前に確認を。

「実現できない」理由

構造的な理由

「ラーメン構造※1」の場合は間仕切壁を取り外せますが、「壁式構造※2」の場合は間仕切壁に耐久壁が含まれているケースがあり、これを撤去してのリフォームは不可。

マンション管理規約

所有者が守らなければならないルールが「管理規約」。電気・ガスの容量や床材などリフォームに係るルールも定められており、それに反するリフォームは不可。

※1【ラーメン構造】柱と梁で建物を支える構造のため、壁を撤去し大きな部屋をつくるなど、間取り変更も比較的自由。

※2【壁式構造】撤去ができない耐力壁と壁梁で仕切られているため、間取り変更の自由度は低い。

4つの注意ポイント【マンション】

マンションは戸建てと異なり、「管理規約」の制限があります。一般的な制限など、気をつけておくべきポイントを紹介。

水まわり

水まわりのリフォームで注意しなければならないのが、配管や電気配線についてです。配管・配線にも「共用部分」があり、それらに手を加えるリフォームはできません。

水まわり

室外

室外については「共用部分」ですから、所有者がリフォームすることはできません。窓・玄関ドアの取り替えも、室外側への新設や塗装もNGです。

室外

内装

専有部分ならリフォームをすることはOKですが、管理規約の制限は厳守しましょう。内装に係る規約で多いのは、床材の制限。これは音の問題を防ぐもので、使用できない素材があったり、一定レベル以上の性能が必要だったりします。

内装

間取り

柱と梁で構成する「ラーメン構造」を採用しているケースが多く、この場合は間仕切壁を撤去することができ、「スケルトンリフォーム」のように大胆な間取り変更もできます。壁式構造を採用しているマンションの場合は制約があります。

間取り

ここに注意!

マンションの所有者は「管理規約」を厳守することが鉄則。違反をすると、場合によっては損害賠償問題になることもあります。リフォームの可・不可だけではなく、工事を行うにあたっての時間や搬入制限などが決められているケースがほとんどです。また、リフォーム工事を行うための申請が必要な場合もあります。必ず事前に「管理規約」をチェックしましょう!